コラム

関節痛について

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こんにちは。鍼灸師の泉暢祐です。
12月も半ばに入り寒い日が続きますね。
鍼灸院にみえるお客様の中でも寒さと共に体に不調が出てくる人がたくさんいます。
特に高齢者は膝・腰・肩などの関節痛が悪化することが多くなります。
今回は高齢者に多い関節痛の原因と対策についてご紹介いたします。

目次

関節痛はなぜ起きるのか?

普段から膝・肩・腰が痛いと訴える方は鍼灸院で多くみえます。
整形外科に定期的に治療やリハビリで通院される多くの高齢者が、膝・肩・腰の不調や痛みを訴えます。
なぜなら、いずれも、病態は軟骨などの老化現象が原因だからです。
膝の痛みは変形性膝関節症によるものである方が多く、これは膝の骨と骨の間にある軟骨が老化によってすり減って起こります。
変形性膝関節症は、すり減った軟骨は増えることは無く、軟骨そのものが炎症を起こし、膝に水を貯めたり、痛みや運動制限が出たりする場合もあります。
一方、肩関節周囲炎は肩の軟骨・靭帯・腱の老化により肩の痛みを起こし、腰痛の原因である脊柱管狭窄症も、脊椎の椎間板の老化が原因で腰痛を引き起こします。

なぜ、痛みがでるのか?

・血流不良
関節周囲には、軟骨・脂肪や筋肉・腱などの軟部組織が集まり、痛みがある方は軟部組織にも炎症を起こしています。
このように炎症があると、患部が冷え血行が悪くなり、発痛物質が長く患部に居座ります。慢性の痛みがある場所を冷やすと痛みが増すのは、血流不良とそれに伴う発痛物質の存在が原因です。

・運動量減少
運動不足となることも多いので、血流が上がる機会が少なく筋肉量も減少するため患部に栄養と酸素が不足します。
動かないことで、関節痛にも悪影響が出るのです。

対策

・筋力
低下はもともとある関節痛を悪化させます。
また運動は、動くことで全身の血流を改善し、発痛物質を流しやすくする効果もあるのです。

・運動
慢性の関節痛があり、寒い時期になるとウォーキングなどの運動もやりたくないですよね。しかし、膝や腰に慢性的な痛みが変わらずあっても、平地のウォーキングは続けましょう。

・鍼灸治療
痛みを和らげることを主体に、ツボに細い鍼を打つことで血流を良くします。

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