皆様、こんにちは。お正月気分も抜け、日常のリズムが戻ってきた頃でしょうか。
1月も後半に入ると、朝布団から出るのが辛い季節になりますね。
窓の外の景色もキリッと冷え込み、本格的な冬の到来を感じます。
暦の上では、まもなく「大寒(だいかん)」を迎えます。
「大寒」という文字を見るだけで寒くなってしまいそうですが、実はこの時期ならではの美しい景色や美味しい食べ物、
そして楽しみ方もたくさんあります。今回は、一年で最も寒いこの季節を、健やかに、そして楽しく過ごすためのヒントをお届けします。
目次
大寒とは?その意味と由来
「大寒」とは、二十四節気(にじゅうしせっき)の一つです。
二十四節気とは、古代中国で作られた暦のことで、
太陽の位置を元に一年を24等分し、それぞれの季節に名前を付けたものです。
時期:毎年1月20日頃から、次の節気である「立春(りっしゅん)」(2月4日頃)の前日までを指します。
意味:文字通り「大きな寒さ」を意味し、一年の中で寒さが最も厳しくなる時期を表しています。
二十四節気の最後の節気であり、ここを過ぎればいよいよ春の始まりである「立春」が待っています。
昔の人々は、この厳しい寒さを耐え忍ぶことで、来るべき春の暖かさを心待ちにしていました。
いわば、冬のフィナーレとも言える期間なのです。
大寒の時期の気候:寒さの中にある美しさ
この時期は、一年で最も最低気温を記録することが多いと言われています。
各地で雪が降り積もり、池や湖には厚い氷が張ることもあります。
しかし、ただ寒いだけではありません。空気が乾燥し冷え込むことで、大気中の塵や埃が少なくなり、
空が驚くほど澄み渡ります。昼間は遠くの山々がくっきりと見え、夜には満天の星空が輝きます。
凛とした冷たい空気の中で見る冬の景色は、この時期だけの特別な贈り物です。
大寒の頃の旬の食べ物と行事
寒さが厳しい分、自然の恵みもまた格別です。
「寒(かん)」のつく食材や行事は、この時期の楽しみの一つです。
旬の食材
寒さにあたって甘みや脂が増した食材が美味しくなります。
寒ブリ:脂がのって最も美味しい時期です。刺身やブリ大根が絶品です。
冬野菜:白菜、小松菜、ネギ、大根などの根菜類は、
寒さで凍らないように糖分を蓄えるため、甘みが増します。
みかん:こたつで食べるみかんは、冬の風物詩ですね。ビタミンCも豊富です。
寒仕込みと行事
寒気を利用して、味噌や醤油、日本酒などを仕込む「寒仕込み」が行われます。
雑菌が繁殖しにくく、低温でゆっくり発酵するため、味に深みが出ると言われています。
また、武道や芸事では、寒さに耐えて精神を鍛える「寒稽古(かんげいこ)」が行われるのもこの時期です。
心と体を温める過ごし方と健康管理
厳しい寒さに負けないよう、日々の生活で工夫を取り入れましょう。
体を内側から温める
食事は「鍋料理」がおすすめです。
旬の野菜や肉、魚をたっぷりとれる鍋は、栄養バランスも良く、体も芯から温まります。
生姜やネギ、唐辛子などの薬味を効かせれば、さらにポカポカに。
乾燥と風邪予防
大寒の時期は空気が非常に乾燥します。加湿器を活用したり、濡れタオルを部屋に干したりして、湿度を保つことが大切です。こまめな水分補給と、外出後の手洗い・うがいも忘れずに。
大寒にまつわる季語と俳句
昔の人々も、この寒さを句に詠んで楽しんでいました。
「大寒」そのものが冬の季語となります。
大寒の 埃の如く 人死ぬる
高浜虚子
少しドキッとする句ですが、極寒の厳しさと生命の儚さを鋭く表現しています。
一方で、寒さの中にある生活の情景を詠んだものもあります。
大寒や 炭もてあそぶ 子供達
村上鬼城
寒さの中でも元気に遊ぶ子供たちの様子が浮かび、ほっと心が温まりますね。
冬の寒さを楽しむ工夫
「寒いから家にこもっていたい」と思う日もありますが、あえて冬を楽しむアクティビティも素敵です。
雪景色を楽しむ:雪が積もった公園や庭を散策してみましょう。
雪を踏む音や、白銀の世界は心が洗われます。
温泉:冷え切った体を露天風呂で温めるのは、冬ならではの贅沢です。
雪見風呂ができれば最高ですね。
おうち時間を充実させる:温かい飲み物を用意して、読書や映画鑑賞、手芸などに没頭するのも良いでしょう。
キャンドルを灯して、揺れる炎を眺めるだけでもリラックス効果があります。
まとめ:春はもうすぐそこ
大寒は一年で最も寒い時期ですが、それは同時に「春へのカウントダウン」が始まったことでもあります。
寒さの底を打てば、あとは暖かくなっていくだけです。
温かい料理で栄養をつけ、美しい冬の景色を愛でながら、心穏やかにこの時期を過ごしてみてはいかがでしょうか
。寒さの中にも小さな楽しみを見つけることで、きっと春の訪れがより一層嬉しく感じられるはずです。
どうぞ皆様、暖かくしてお過ごしください






