こんにちは!鍼灸師の西川です!
熱中症と聞くと夏本番からのイメージがある方もいらっしゃるかと思いますが、近年は5月から発生しています。特に梅雨明けの時期はまだ身体が暑さに慣れていないので救急搬送の方が急増しています。
本来身体は、血管を拡張させて外に体内の熱を放射したり、汗をかいたりして体温の急激な上昇を防いでいます。しかし、気温が高いと体内の熱は放散されず、湿度が高いと汗は蒸発していきません。
気温が高いや湿度が高い、風邪が弱い、日差しが強いなどといった環境的要因や激しい運動で体内で沢山の熱が産生される時や暑さが身体になれていない、疲れや寝不足、病気で体調が良くないという身体的要因が重なったとき熱中症が起こりやすくなります!
特に高齢者や乳幼児は、体温調節機能の衰えや未熟さによって体内に熱がこもりやすい上、暑さを自覚しにくい事もあるためリスクが高いといえます。子供は大人よりも身長が低くアスファルトの照り返しなどによる熱の影響を受けやすくなる事も要因の一つです。
立ちくらみ、めまい、筋肉の痙攣、脱力感など熱中症を疑う症状が見られたら、まずは風通しの良い日陰やエアコンの効いた室内に移動しましょう!そしてすぐに冷たい水や塩水、スポーツドリンクなどを飲み、横になって身体を休めましょう!
衣類の襟元を緩めたり、脱いだりして風を当てたり、首筋や脇の下、足の付け根、足首など動脈が通っている部分を氷や氷嚢で身体を冷やしたりするのが効果的です!
夏本番に向けても今のうちから熱中症対策をしていきましょう。