こんにちは。
鍼灸師の泉暢祐です。
最近では真夏のような暑さが続いておりますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
暑いと喉が渇きますよね。しかし水分補給は喉の渇きを潤すだけでなく、体調や健康状態を保つ上でも大切なことです。そのためには、こまめに水を飲むとよいとされていますが、間違った飲み方をしてしまうとかえって逆効果になります。
今回は正しい水分補給についてご紹介します。
目次
水分が不足すると?
人間の体の約60%は水分で構成されており、体重60kgの成人男性の場合、約36kgが水分であるとされています。
体の状態を良好に保つために必要な水分ですが、わずか5%の水分が不足するだけで熱中症や脱水症状などの症状が現れます。不足する水分量が増えるほど症状は悪化し、20%を超えると命に関わる危険性もあることから、健康状態が悪化する前に適切なタイミングで水分補給することが大切です。
水分補給の適切なタイミングはいつ?
1.起床時
朝起きてすぐ飲むのは、睡眠時に汗などで出た水分を補うためです。
2.食事の前
水分補給はなるべく胃の中が空っぽの状態が良いです。
3.汗をかいた後
何も運動をしなくても、汗をかくだけで気づかない間に水分不足になっていることがあります。
4.入浴前後
入浴中は汗をかいてたくさんの水分が出ていきます。入浴の前と後の水分補給は、発汗を促す効果と汗で失われた水分を補うためです。
5.運動前後
運動して体を動かすと、汗で水分が不足して熱中症になりがちです。運動中や前後にも意識して水分補給をしましょう。
6.就寝時
運動して体を動かすと、汗で水分が出て行ってしまいます。熱中症にもないやすいスポーツや環境もあるため、運動中や後にもこまめに水分補給をするようにしましょう。
水分補給のポイント!
・水分補給は水が一番
・喉が渇いたと感じる前に飲む
・飲み物の温度は常温
・汗をかくときは一緒に塩分も補給
たとえ喉が渇いてなかったとしても、人間は常に少しずつ水分を失っています。脱水症状や熱中症になってしまうと、対処が難しくなるため、日ごろからこまめな水分補給を心がけましょう。