「最近肌のしわやたるみが気になって人前に出るのが億劫だ」
「昔のようにうまく化粧ができない、あの頃に戻りたい」
そう思いながら、日々を過ごしている人は多いと思います。
お肌は、相手によく見える部位であるのにも関わらず、生活習慣や老化が原因で、悪影響を受けやすいとても繊細な部位なのです。
「美容鍼を試したいけど、痛いから手を出せない…」
そう感じている方へ向けて、今回は美容鍼で実際に感じる痛みについてご紹介していきます。
目次
美容鍼の痛みはどのくらい?
美容鍼の痛みについて触れていく前にまず「美容鍼」についての解説をしていきます。
鍼とは、針と同じ意味合いの漢字にあたり、美容鍼とは鍼を使い美容を促進させる治療法のことを指します。
美容の促進については化粧水など様々な方法がありますが、化粧水との明確な違いは、即日で効果が実感できることです。
また、化粧をしたままでも施術を受けることが可能なため、外出した際にサッと立ち寄れるのも美容鍼治療の魅力でもあります。
では、実際施術で感じる痛みについてはどうでしょうか。結論から言うと、痛みはほぼありません!
美容鍼の痛みの感覚のイメージ
一般的な人なら耐え難い痛みを感じることなく施術を受けることが可能で、効果もすぐに実感できるためおすすめ。
痛みのイメージですが、2種類あり、「浅くソフトなイメージ」と「針を刺すというよりは乗せるイメージ」です。
「浅くソフトなイメージ」というのは、そもそも美容鍼の施術で使用する鍼が髪の毛ほどの太さで、鍼を刺し込む深さ自体もさほど深くないというのが理由です。
「鍼が何十本も刺さっていて痛そう…」と思われがちですが、一つ一つのは細く、そして浅く 刺さっているのが実態です。
次に「刺さっているというより置いているイメージ」についてですが、これは前述した通り、施術で使用する鍼が細いため、刺さっている感覚があまりないということです。
最初こそ多少チクッとしますが、あとは痛みというより何か顔についているな、程度に感じられます。
美容鍼治療は痛そうで手を出せなかったと思っている人は、実際の施術中の画像などで先入観により痛そうと思ってしまいがちですが、実際はそんなに痛くないのが事実です!
痛みを感じないように注意も必要
注意事項としては、施術中(誠が顔に刺さっている状)のときは、極力顔の筋肉はリラックスし、動かさないようにしましょう。
理由は、いかに美容鍼治療で使用する鍼が、細くて刺さっている深さも浅いとはいえ、顔の筋肉が動いてしまうと皮膚内の繊維が動いてしまい痛みが伴ってしまうため。
また、顔の筋肉が強張っている状態で鍼を刺してしまうと、強張っている状態を施術が終わるまで維持しなければなりません。
そのため、鍼を刺す前にはリラックスして施術を受けることが大切。緊張はあるかもしれませんが、先生を信じて怖がらずに施術を受けましょう。
美容鍼は痛みの感じ方に個人差がある
実は美容鍼治療は痛みを感じる方と感じない方がいます。
「さっき痛みはほとんどないって言ったじゃん!」と思われてしまいそうですが、ここでは痛みを感じてしまう原因はなんなのか、またその対策はどうすればよいのかをご紹介します。
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寝不足の状態で美容鍼治療を受ける場合
寝不足の状態で美容鍼治療を受けると、痛みを伴う場合があります。
これは、寝不足による身体機能の低下と筋肉が緊張し敏感になっていることが原因です。仕事や家事で睡眠時間が確保できていない場合に、美容鍼治療を受けることはおすすめできません。
対策として美容鍼治療を受ける前日はゆっくりお風呂に浸かるなどリラックスして、質の良い睡眠ができるようにしましょう。
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不摂生な生活習慣の場合
不摂生な生活習慣でも痛みを感じることがあります。
ファストフードや油ものばかり摂取していると、身体中の血液の巡りが悪くなり、鍼を刺し筋肉を刺激した際に痛みを伴います。
対策として美容鍼治療を受ける前に日頃の食生活を見直してから美容鍼治療を受けるようにしましょう。
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ストレス過多による場合
日々ストレスを感じている人は、痛みを感じやすい傾向にあります。
ストレスの原因は人それぞれで違いますが、無意識のうちに自分でストレスをためている人も多いはず。
最近疲れてやる気がおきない、寝ても体がだるい、そう思っている方はストレスを無意識のうちに溜めてしまっている可能性があります。
そんな時は、無理せず体を休めたり、自分が心地よいと思うストレス発散法があれば実践し、ストレスを解消するようにしましょう。※1
耐えられないほどの痛みを感じることは少ない
上記で解説をした通り、美容鍼治療では耐えられないほどの痛みに襲われることはありません。
しかし、ある条件では、痛みを感じてしまうことがあるのも事実です。まず美容鍼治療 を受ける前に自分の健康状態を把握し、無理せず治療を受けることが重要になってきます。
美容鍼の痛みの違いは針と技術力によって変わる
美容鍼の痛みは、自分の健康状態に影響されることもありますが、美容鍼治療を受ける鍼灸院の技術力や使用する鍼でも変わるもの。
一般的な鍼の太さは髪の毛程度の細いものを使用しますが、中にはそれよりも多少太い鍼も存在します。鍼が太ければ刺し込む面積も増えてしまうため、痛みを感じやすくなってしまうのは言うまでもないでしょう。
また、施術をする治療師の技術力でも痛みが変わってしまうこともあります。美容鍼治療は機械で鍼を刺し込むわけではなく、すべて人の手によって鍼を顔のツボへ刺し込んでいくものです。
人力ですべての鍼をツボへ刺し込むため、技術力がとても顕著に表れる職業でもあり、 いかに患者へ負担を掛けずに施術を行うかがキモになってきます。
初めて美容鍼治療を受ける場合は、自分の健康状況の把握とともに、施術を受けられる鍼灸院探しも重要になってくるため、きちんとした鍼灸院を探すことが大切です。
まとめ:美容鍼の痛みは感じてもチクッとするくらい!
今回は、「美容鍼治療を受けたいが、痛そうで一歩踏み出せない…」そう感じている方へ向けて、今回は具体的な痛みを感じる事柄とその対策を紹介させていただきました。
最後にこの記事の要点をまとめておきましょう。
・正常なら痛みを感じることはほぼない
・健康状態や精神状態で痛みを感じるケースがある
・美容鍼治療を受ける施設や施術者の技術力で痛みは変わる
お肌は人前に晒すことが多いため、日ごろから肌トラブルに悩まされている人も多いと思います。
「これから美容鍼治療を受けよう!」と思っている方は、痛みを感じにくい状態で施術してみてもらってくださいね!
※1 https://www.japa.org/mental_health/stress/sign.html