こんにちは。
鍼灸師の山田です。
12月も下旬となり、今年も残すところわずかになりましたね。
この季節になると、
もの忘れ、抜け毛・白髪、聴力の低下など老化のような症状がみえるときがあると思います。
それは腎の機能が低下している証拠です。
今回はその”腎”について紹介していきますね。
冬は備えの時季。
寒さが厳しくなり、万物がまるで息を潜めるかのように静まりかえる冬。
人もまた、次第にたくさんのエネルギーを使うことを抑えはじめ、省エネモードになっていきます。
この時期の頑張りは、気力、体力を過度に消耗し疲れてしまいます。
冬は体も心も備えの時季。新しいことに挑戦するのも春を迎えてからのほうがいいでしょう。
冬は「腎」の季節
腎は寒さがとても苦手です。
そのため寒さの邪気「寒邪」が身体に入りやすい冬は、ダメージを受けて弱りやすいです。
冬の体調
寒邪の最大の悪さは体を冷やすこと。
そのため、足腰や末端の冷えが起こりやすくなります。
また、腎のダメージにより、老化に似た症状がみられます。
というのも、腎の精は加齢でも減っていくものだから、それに拍車をかけるのが寒邪。
そのため、冬は老化しやすい季節なのです。
腎の働きを助けるツボ
湧泉
【場所】
足の裏。足の指をギュッと内側に曲げたときにいちばんへこむところ。
【効果】
腎の経絡のスタート地点にあり、名前のとおり気や血が泉のように湧き出すツボです。
こころを安定させる効果や意識をはっきりさせる働きもあります。
【押し方】
親指の腹でグーっと押すのがおすすめです。
またゴルフボールで刺激するのもいいです。
太渓
【場所】
内くるぶしと、アキレス腱の間のくぼみ。
【効果】
生命活動の源である元気を補充します。
【押し方】
指の腹で痛気持ちいい強さで押すのがいいです。
ぜひツボを押して、この冬は、静かにこもって、体力、気力を温存しましょう^o^